【4月28日 AFP】14-15NBAは27日、プレーオフ1回戦(7回戦制)が各地で行われ、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)は94-88でシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を下し、再びシリーズ敗退の危機を免れた。

 バックスでは、22得点を挙げたマイケル・カーター・ウィリアムス(Michael Carter-Williams)が、第4クオーターだけで8得点を決める活躍をみせると、15本中10本のフィールドゴール(FG)を決め、さらに9アシスト8リバウンドを記録した。バックスは、これでシリーズの対戦成績を2勝3敗としている。

 若手中心のバックスは、ジェリード・ベイレス(Jerryd Bayless)のブザービーターで第4戦に勝利しており、この日は後半一度もリードを譲ることなくブルズに連勝した。

 バックスのジェイソン・キッド(Jason Kidd)ヘッドコーチ(HC)は、「(チームは)懸命に戦い、シリーズを制する可能性を残した」とし、「これは誰のおかげでもない。われわれは、とにかく試合に出てバスケットをやるだけだ」と語った。

 対するブルズは、第4戦よりもターンオーバーの数を減らしたものの、第4クオーターにはFGが30本中7本しか決まらず、成功率は34.4パーセントに沈んでしまった。

 ブルズでは、レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に選出された実績を持つデリック・ローズ(Derrick Rose)が、20本中5本のFG成功で合計13得点に終わっている。

 本拠地で行われる30日の第6戦でシリーズを3勝3敗のタイに戻したいバックスだが、NBAプレーオフで0勝3敗からシリーズを勝ち上がったチームは過去に例がない。(c)AFP