【4月21日 AFP】米海軍は20日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」への攻撃のためペルシャ湾に展開していた空母セオドア・ルーズベルト(USS Theodore Roosevelt)を、政府側と反体制派武装勢力の戦闘が続いているイエメンの沖合に派遣した。

 セオドア・ルーズベルトの護衛のためミサイル巡洋艦ノルマンディー(USS Normandy)も同時に派遣した米海軍は、「地域にとって欠くことのできない重要な海上交通路の安全を保障する」ことが目的だと説明している。イエメンの周辺海域に展開する米海軍の艦艇は9隻になる。

 イエメンでは先月からサウジアラビアと周辺国からなるアラブ連合軍が反政府派のイスラム教シーア派(Shiite)系武装組織フーシ派(Huthis)に対する空爆を実施している。(c)AFP