【4月13日 AFP】(一部更新、写真追加)ロシア・シベリア(Siberia)南部で発生した大規模な山火事で、13日までに15人が死亡、460人以上が治療を必要とするけがをした。

 シベリア南部ハカシア(Khakassia)共和国で発生した山火事について、当局は当初、原因は野焼きだとしていたが、13日、気温の上昇と強風によるものだと述べた。

 負傷者468人のうち77人は病院に搬送され、8人が重傷。1人が行方不明となっている。

 非常事態省によると、消防飛行艇やヘリコプターが計8機、消防用列車、消防隊員ら5000人が出動して鎮火にあたっているが、強風のため作業は難航。山火事は30以上の村におよび、これまでに建物900棟以上が焼けたという。また少なくとも畜牛700頭、ヒツジ約3000匹が死ぬなど大きな被害が出ている。(c)AFP