【4月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)は12日、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で最終日が行われ、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算18アンダーでメジャー初優勝を飾った。

 オーガスタ・ナショナルで記録を更新し続けた21歳のスピースは、1997年のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)以来となる大会最少打数の270で、快進撃に幕を下ろした。

「人生で最高の一週間だった」と語ったスピースは、「夢がかなった。ちょっと放心状態だ」と驚きを表現した。

「今日は神経が高ぶる一日だった。メジャー王者2人が僕の後ろにいたけど、止まるわけにはいかなかった」

 第113回全米オープン選手権(2013 US Open Championship)覇者のジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)、5度のメジャー制覇を誇る44歳のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が、スピースと4打差の2位タイに続いた。

 ミケルソンは、「堅実なプレーができたけど、何か例外的なことが必要だった。それがつかめなかったね」と語り、「僕の負けだ。ジョーダンは素晴らしかった」と勝者を評した。

 メジャー3連勝と生涯グランドスラム達成を目指していた世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、通算12アンダーの単独4位、松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算11アンダーで単独5位に入った。