【4月4日 AFP】イタリア・セリエA、インテル(Inter Milan)のロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は3日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)の獲得に動いていることを否定した。しかし、インテルは依然としてトゥーレ獲得に関心を示している。

 昨年11月にインテルの指揮官に復帰したマンチーニ監督だが、チームは現在、来季の欧州カップ戦出場権を争っている。

 マンチーニ監督はシティで4年間チームを率いた経歴があり、コートジボワール代表のトゥーレ獲得のうわさはこれまでにも取りざたされていた。

 しかし、マンチーニ監督は31歳のトゥーレを称賛した一方で、同選手の獲得に動いたことは一度もなかったと語っている。

 マンチーニ監督は、「トゥーレと交渉したことはない。私はこれまでにも彼はマンチェスター・シティの選手だと言い続けている。だけど、インテルがトゥーレを獲得することになれば、それはわれわれにとって喜ばしいことだ」とコメントした。

 インテルは今季のセリエAで苦戦が続き、首位ユベントス(Juventus)に勝ち点30差、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)出場圏内の3位ラツィオ(SS Lazio)とは勝ち点15差のリーグ10位につけているが、マンチーニ監督は強気の姿勢をみせている。

 インテルは4日の試合で最下位パルマ(Parma FC)との対戦を控えており、マンチーニ監督は残り10試合となったシーズン終盤に勝ち続けることの重要性を説いた。

 マンチーニ監督は、「残り10試合でわれわれは最善を尽くさなければならない。シーズン中盤でチームを引き継ぐことは簡単ではないが、時間と厳しい練習でしか結果は得られない」と語った。

「シーズン終盤に結果を残すことは重要なことだ。(0-1で敗れた)サンプドリア(Sampdoria)戦のようなプレーができれば、もっと勝利を収めることができるだろう」

「われわれの目標は来季の欧州カップ戦に出場することだ。そしてそのチャンスはまだ残されている」

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