【3月26日 AFP】サウジアラビアとその周辺地域の同盟諸国からなる連合軍は25日、イエメンで軍事作戦を開始し、同国政府を脅かすイスラム教シーア派(Shiite)系の武装組織フーシ派(Huthis)に対する空爆を実施した。駐米サウジアラビア大使が発表した。

 アデル・ジュベイル(Adel al-Jubeir)大使は米首都ワシントン(Washington D.C.)で記者団に対し、「作戦は、イエメンの正当な政府を防衛・支援し、フーシ派によるイエメン支配を防ぐためのものだ」と説明。現時点での作戦内容はイエメン周辺の複数の標的への空爆に限られているが、他の軍備も展開されており、各国軍は「必要なあらゆる措置を講じる方針だ」という。

 大使によると、連合軍には湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council)の加盟国が含まれるが、「その他の複数の国」も参加している。「10か国以上からなる連合軍が、イエメンがフーシ派の手に落ちることを回避するための作戦に参加する予定だ」という。(c)AFP