【3月21日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)は20日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-4、6-0で第9シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を下し、準決勝進出を決めた。

 世界ランク2位のフェデラーは圧勝を飾り、この日行われるもう1試合の準々決勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)の勝者との対戦に駒を進め、大会史上初となる5度目の優勝に順調に歩みを進めている。

 フェデラーは、「トップ選手との試合をこういう形で取ることができると自信になる」とコメントし、素早く試合を終わらせることで21日に行われる準決勝に向けてしっかりと休めることはうれしいと語った。

 もしナダルがラオニッチを下せば、フェデラー、ナダル、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)の4選手が同一大会で準決勝に進出するのは2012年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)以来となる。

 14度目の大会出場となったフェデラーは、2004年から3連覇を飾り、2012年にも優勝を果たしている。

 今大会4試合でわずか22ゲームしか落としていないフェデラーは、第2セットでは猛攻を見せ、最初のマッチポイントでベルディハのバックハンドリターンが外れると、68分で勝利を手にした。

 フェデラーは、「第2セットでは少し変化を持たせたことで、うまく行き始めた」と振り返っている。

 サービスエースが1本にとどまったフェデラーだったが、ファーストサーブではわずか3ポイントを落とすにとどめた。

 一方のベルディハは5つのダブルフォールトを重ね、セカンドサーブのポイント獲得率は38パーセントだった。

 フェデラーはベルディハとの通算対戦成績を13勝6敗としている。(c)AFP