【3月18日 AFP】シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)は17日、地中海に面した同国のラタキア(Latakia)県でシリア軍が米軍の無人機を撃墜したと伝えた。

 米軍も、シリア北西部の上空で17日に非武装の無人機「プレデター(Predator)」との交信が途絶えたことを認め、撃墜されたとの情報について調査していると発表した。

 もし撃墜が事実ならば、有志連合がシリアでイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対する空爆を昨年9月に開始して以降、シリア軍が米軍の航空機を攻撃した初の事例となる。

 ラタキア県はバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領一族が代々暮らしてきた土地で、大統領が属するイスラム教シーア派(Shiite)の一派アラウィ(Alawite)派が大きな影響力を持っている地域。(c)AFP