【3月10日 AFP】イタリア・セリエAは9日、第26節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は1-0でサッスオーロ(US Sassuolo)に勝利し、リーグ4連覇に向けて、2位ASローマ(AS Roma)に勝ち点11差をつけた。

 本拠地トリノ(Turin)でサッスオーロを迎え撃ったユベントスは、相手の戦術的なディフェンスに苦しみ、今季ホームでのリーグ戦で初のスコアレスドローに終わるかにみえた。

 しかし後半37分、シモーネ・ペペ(Simone Pepe)の完璧なパスから、フランス代表MFのポール・ポグバ(Paul Pogba)が鮮やかなハーフボレーを決めると、GKアンドレア・コンシーリ(Andrea Consigli)にはなすすべがなかった。

 リーグ戦18勝目を挙げたユベントスは、今季12試合を残して、2位以下に勝ち点11差をつけている。

 勝利の立役者となったポグバだが、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「僕がタイトルを決めた選手というわけではない。僕らは難しい試合を制して、また一歩タイトルに近づいた」と謙虚な姿勢をみせた。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督も、「歓喜に沸く声が聞こえる一方で、われわれにはまだ試合が残されている」と気を引き締めている。「タイトルを取ることが、われわれにとって一番の目標。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)は夢のまた夢だ」

 前日に試合を行った2位のローマは、ここ9試合で8度目の引き分けに終わっており、ナポリ(SSC Napoli)とラツィオ(SS Lazio)が勝ち点4差に迫っていることから、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)出場権獲得に向けて、接戦が予想される。(c)AFP/Justin DAVIS