【3月9日 AFP】14-15スペイン1部リーグ第26節で、レアル・マドリード(Real Madrid)はアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に敗れ、およそ4か月ぶりに首位の座をFCバルセロナ(FC Barcelona)に明け渡した。

 レアルは7日のビルバオ戦で、アリツ・アドゥリス(Aritz Aduriz)に強烈なヘディングシュートを決められると、得点を奪うことができずに0-1で敗戦。2015年に入ってからの14試合で4敗目を喫した。

 一方、バルセロナは8日、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がハットトリックの活躍をみせるなど、ラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)に6-1で大勝している。

 2014年には公式戦22連勝を達成し、4つのトロフィーを獲得して年を越したカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督のレアル・マドリードがなぜ失速したのか。――ここでは、AFPが考える5つの理由を考察する。

1―負傷者

 サッカー史上最高額を費やした豪華メンバーを誇るとはいえ、複数の主力選手、特にルカ・モドリッチ(Luka Modric)とハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)を欠いていることが、中盤の選択肢を狭めている。

 守備陣では、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がハムストリングの負傷で1か月近く戦列を離れており、レアルはDFリーダー不在の影響がどれほど大きいのかを痛感している。