【3月4日 AFP】男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、今週末行われる国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2015)ワールドグループ1回戦のチケット売買に不正があったのではないかと発言したことをきっかけに、警察が捜査を開始した。3日、セルビアのネボイシャ・ステファノビッチ(Nebojsa Stefanovic)内相が明かした。

 ステファノビッチ大臣は報道陣の前で、6日から3日間の日程で行われる試合のチケット売買に関し、「状況を明らかにするため、集中的に取り組んでいる」とコメントした。

 また、大臣はセルビアの日刊紙ブリッツ(Blic)に対し、「ノバク・ジョコビッチの発言を受け、チケット売買の全関係者から話を聞き、法律に違反していないか捜査している」と明かしている。

 クロアチアとの1回戦でセルビアチームをけん引するジョコビッチは、ベオグラード(Belgrade)に到着するやいなや、試合のチケットが15分以内で売り切れたことを知り、「ありえないよ。誰かが罪を犯しているとしか思えない・・・両国のテニス連盟と代表チームにとって悪影響だ」と発言していた。

 セルビアのテニス連盟は、クラリェヴォ(Kraljevo)の中心地をデビスカップの開催地として選択。バルカン半島におけるテニス人気を高めるべく、新築された収容人数約3300人のホールが会場に選ばれた。(c)AFP