【3月4日 AFP】サッカードイツカップ2014-15(German Cup 2014-15)は3日、各地で3回戦が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、3部のディナモ・ドレスデン(1. FC Dynamo Dresden)に2-0で勝利し、準々決勝に進出した。

 2012年大会王者のドルトムントは、イタリア代表のチロ・インモービレ(Ciro Immobile)が後半に2得点を記録し、ベスト8に駒を進めた。

 インモービレは後半5分、相手主将のミヒャエル・ヘフェレ(Michael Hefele)のミスから先制点を奪い、低調な試合を盛り上げると、試合終了間際にはヤクブ・ブワシチコフスキ(Jakub Blaszczykowski)の完璧な折り返しから2点目を決めた。

 インモービレは、「こういう試合は難しい。相手は倒れるまでファイトしてくるし、雰囲気もすごかった。僕にとって大切なのは、ベルリン(Berlin)の決勝へたどり着けるよう、得点でチームを助けること」とコメントした。

 今シーズン、イタリア・セリエAのトリノ(Torino FC)から加入したインモービレは、ブンデスリーガでは結果を残せておらず、一方で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)6試合、ドイツ杯2試合で計4得点と、カップ戦要員になりつつある。

 リーグ4連勝の流れを断ち切らずに勝利を重ねたドルトムントだが、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督にとって唯一の悪い知らせは、マルコ・ロイス(Marco Reus)が負傷して前半途中で交代し、スタッフの肩を借りてピッチを後にしたことだろう。

 また、2011年の両チームの対戦ではドレスデンのサポーターが問題を起こしていたが、この日の試合は無事に終了した。ドレスデンは別の試合でもサポーターが問題を起こし、昨シーズンは大会の出場そのものを禁止されていた。(c)AFP