【3月3日 AFP】米誌フォーブス（Forbes）が2日発表した世界長者番付は、米マイクロソフト（Microsoft）共同創業者のビル・ゲイツ（Bill Gates）氏が資産総額792億ドル（約9兆5200億円）で、昨年に引き続き首位だった。ゲイツ氏の番付トップは過去21年間で16回目。

 ゲイツ氏は昨年11月、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団（Bill and Melinda Gates Foundation）に15億ドル（約1800億円）相当のマイクロソフト株を寄付している。にもかかわらず、フォーブス誌によれば資産総額は昨年より32億ドル（約3800億円）増えた。

 2位はメキシコの通信王カルロス･スリム（Carlos Slim）氏で、資産総額は771億ドル（約9兆2600億円）。3位は米投資家ウォーレン・バフェット（Warren Buffett）氏で727億ドル（約8兆7300万円）だった。

 また、米SNS大手フェイスブック（Facebook）共同創業者のマーク・ザッカーバーグ（Mark Zuckerberg）最高経営責任者（CEO）が昨年から5位上がって16位となり、初めて世界の富豪トップ20入りを果たした。

 その他、史上最大規模となる新規株式公開（IPO）を昨年行った中国の電子商取引大手アリババ（阿里巴巴、Alibaba）の創業者、ジャック・マー（Jack Ma）氏ら、中国の富豪3人がトップ50に入った。

 資産10億ドル（約1200億円）を超える富豪の数は増え続けており、史上最多の1826人に上った。昨年は1645人だった。2015年版の番付には、対ユーロでのドル高と原油価格の急落が大きく影響している。(c)AFP