【2月23日 AFP】毎年アカデミー賞（Academy Awards）授賞式の前夜に、昨年1年間で最低だった映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞（通称：ラジー賞、Golden Raspberry Awards、Razzies）が21日に発表され、カーク・キャメロン（Kirk Cameron）がコメディー映画『Saving Christmas（セービング・クリスマス）』で、最低男優賞、最低作品賞、最低脚本賞など「4冠」を達成した。

 最低監督賞には、ヒット映画メーカーで知られるマイケル・ベイ（Michael Bay）監督が「トランスフォーマー」シリーズ最新作『トランスフォーマー・ロストエイジ（Transformers: Age of Extinction）』で選ばれた。

 最低女優賞には『The Other Woman（アザー・ウーマン）』や『Sex Tape（セックス・テープ）』に出演したキャメロン・ディアス（Cameron Diaz）が選ばれた。また助演女優賞は『ミュータント・タートルズ（Teenage Mutant Ninja Turtles）』のミーガン・フォックス（Megan Fox）が受賞した。

 ミュージカルを映画化し、ジェイミー・フォックス（Jamie Foxx）やアカデミー賞のノミネート経験もある子役のクヮヴェンジャネ・ウォレス（Quvenzhane Wallis）が出演した『ANNIE/アニー（Annie）』は最低リメーク・盗作・続編賞に選ばれた。

 1980年に創設されたラジー賞では全9部門のうち8部門を、ゴールデンラズベリー賞財団（Golden Raspberry Award Foundation）の会員約800人の投票によって選出する。投票権は40ドル（約4700円）の会費および年25ドル（約3000円）の更新料を支払うと付与される。(c)AFP