【2月23日 AFP】韓国・ソウル(Seoul)では23日、中国から朝鮮半島に飛来した過去5年で最悪規模の黄砂に見舞われた。黄砂には化学物質が含まれており、韓国メディアの報道によると、同国の気象当局が健康を害する恐れがあるとして黄砂警報を発令する事態となった。

 直径10マイクロメートル未満の微小粒子状物質「PM10」の大気中の濃度は、計測可能な数値の上限である999を超え、米環境保護局(US Environmental Protection AgencyEPA)の規準による「有害」のレベルを、またより微細な粒子で人体にさらに有害な影響を与えるPM2.5の濃度は259に達し、「非常に不健康」とされるレベルを記録した。(c)AFP