【1月15日 AFP】中国当局の大気汚染対策宣言にもかかわらず、北京(Beijing)は15日、厚いスモッグに覆われ、大気中のPM2.5(微小粒子状物質)濃度が世界保健機関(World Health OrganizationWHO)の定める指針の20倍以上に急上昇した。

 PM2.5は肺の奥に達するサイズの有害な微小粒子。PM2.5の濃度は米大使館付近で午後、1立方メートルあたり568マイクログラムに達した。また、北京東部の自治体が管理する観測施設では、同631マイクログラムの濃度が観測された。WHOが定めたPM2.5濃度の指針は、1立方メートル当たりで最高25マイクログラム。(c)AFP