【2月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ノーザントラスト・オープン(Northern Trust Open 2015)は22日、米カリフォルニア(California)州のパシフィック・パリセーズ(Pacific Palisades)にあるリヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club)で最終日が行われ、ジェームズ・ハーン(James Hahn、米国)が通算6アンダーで並んだポール・ケーシー(Paul Casey、英国)とダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)の3人によるプレーオフを制し、ツアー初優勝を飾った。

 韓国生まれのハーンは、プレーオフ3ホール目となったパー3の14番で7メートルのバーディーパットを決めると、最後はジョンソンが3メートル半のパットを外すのを見届けた。

 プレーオフの2ホール目となったパー4の10番では、ケーシーが最高のティーショットをみせたものの、きれいに芝が整えられたエリアからの2打目で4メートルの距離を残し、その後はパットを決めきれずに脱落した。

 一方、ジョンソンとハーンは深いラフからチップショットでピンに寄せると、ハーンは3メートル、ジョンソンは1メートルのバーディーパットを沈めた。

 ハーンは今回の優勝で第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)の出場権と、ツアー2年間のシード権を獲得している。

 一時は7人が首位に並ぶなか、ケーシーが最終日のラウンドで3アンダー、そしてジョンソンとハーンが2アンダーを記録し、トップでホールアウトした。

 4位タイグループには松山英樹(Hideki Matsuyama)、セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)、台頭著しいジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)、そしてメジャー大会優勝経験者のキーガン・ブラッドリー(Keegan Bradley)が通算5アンダーで並んだ。

 全米オープン選手権(US Open Championship)を2度制した実績を持ち、2009年以来となる米国でのツアー優勝を目指すレティーフ・グーセン(Retief Goosen、南アフリカ)は、首位で迎えた最終日で一時は2打差のトップに立ったものの、パー4の8番と13番で取り返しのつかないダブルボギーをたたいた。

 終盤の2ホールでバーディーを記録して通算4アンダーとしたグーセンは、ベ相文(Sangmoon Bae、ベ・サンムン、韓国)、グラハム・デ・ラエト(Graham DeLaet、カナダ)、そしてカイル・レイファース(Kyle Reifers、米国)とともに8位タイに終わった。(c)AFP