【2月20日 Relaxnews】使われなくなった地下鉄のトンネルがサイクリングコースや小売りスペースに生まれ変わる──。足元の下の世界への可能性を示した最新の都市計画が英ロンドン(London)で提案された。

「ロンドン・アンダーライン(The London Underline)」と呼ばれるこのプロジェクトは、増加するロンドンの混雑や渋滞の問題を解消するために、街の地下を利用するというもの。

 考案したのは設計・建築事務所ゲンスラー(Gensler)で、使われなくなった地下鉄のトンネルなどを、サイクリングコース、歩道、エンターテインメントや小売りスペース、自家発電システムを備えた、持続可能な地下空間にするというもの。

 構想ではカーボンニュートラルなコミュニティーを目指し、地上の歩行者の運動エネルギーを電気に変換するシステムも考えられている。

 ゲンスラーによると、ロンドンの人口は2011年の730万人から、2029年には1000万人に増加すると予測されている。(c)Relaxnews/AFPBB News