【2月18日 AFP】英イングランド中部ダービーシャー(Derbyshire)州アッシュボーン(Ashbourne)で17日、町の住民が総出で参加する毎年恒例のフットボール大会「ロイヤル・シュローブタイド・フットボール(Royal Shrovetide Football)」が開幕した。この大会は、1667年から毎年行われてきたという伝統行事だ。

 アッシュボーンの住民たちは、町の中心部を流れる川を境に生まれた場所で「アッパーズ(Up’ards、上手チーム)」と「ダウナーズ(Down’Ards、下手チーム)」に別れて相対する。

 試合は毎年、キリスト教の「告解の火曜日(Shrove Tuesday)」と「灰の水曜日(Ash Wednesday)」に合わせて、2日間にわたりそれぞれ8時間ずつ行われる。試合会場は町全体。住民総出で1個のボールを追い、得点を目指す。ルールはほぼ皆無で、両チームのゴールは約5キロ離れている。(c)AFP