【2月16日 AFP】男子テニス、メンフィス・オープン(Memphis Open 2015)は15日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-4で第2シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)を下し、大会3連覇を飾った。

 錦織は昨年10月の楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2014)以来となるツアー通算8勝目を飾っている。今大会での3連覇達成は、1975年以来となっている。

 昨年の後半、錦織はツアー2勝を挙げ、全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)では決勝に進出するなど躍進を遂げた。今シーズン、世界ランク5位の錦織は今大会まで決勝に進出した大会がなかったが、メンフィス(Memphis)への帰還が気付け薬となった。

 アンダーソンを相手に75分で制したこの試合は、今週最も完勝の内容だった。今大会初めて第1セットを先取した錦織は、第2セットも攻め、ブレークを奪って3-2とリードしたが、試合はここで終わらなかった。

 錦織はゲームカウント5-4とし、40-0とセットポイントを迎えたものの、ここでアンダーソンが試合をジュースに持ち込んだ。それでも、最後はアンダーソンのフォアハンドが外れ、4度目のチャンスで錦織が勝利を収めた。

 錦織は、「ここでプレーした中でも最高の試合だったと思う。良い試合だったので、今日は勝ててうれしい。ここに引っ越してこようと思ってます」と語った。(c)AFP