【2月13日 AFP】フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長は12日、同国代表のディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督との契約を、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)まで延長したことを発表した。

 46歳のデシャン監督は、フランス代表主将として臨んだ1998年のW杯フランス大会と2000年の欧州選手権で戴冠を経験。欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)終了後、同国指揮官に就任した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)では、ウクライナとの欧州予選プレーオフ第2戦を3-0で制し、2試合合計スコア3-2でフランス代表を本大会出場に導いた。

 この功績が認められ、2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)まで任期を延長されたデシャン監督は、新たな契約延長を受けても、「現段階での最優先事項は欧州選手権2016で、より具体的に言えば、(2016年)6月10日の初戦が第一目標になる」と気を引き締めた。

「しかしながら、フランス代表チームと共に冒険を続けられることは喜び。安定が大事だと思う」

「選手にとっては、チームの連帯意識が増す。もちろん、最終的には結果が求められる。欧州選手権2016で結果を残すために全力を尽くす」

 昨年のW杯で王者ドイツに敗れ、準々決勝敗退に終わったフランスだが、2010年大会のほろ苦い結果を乗り越えた選手の積極性が、指揮官の評価につながった。

 FFFのル・グラエ会長は、「私にとって、ブラジルW杯は成功と呼べるものだった。ディディエ・デシャンが、チームをどのようにまとめ、機能させたかをこの目で見届けた。この経験がロシアでも生かされることだろう」と評した。

「安定性は非常に重要だ。われわれは、同じ情熱を共有していると思う」

(c)AFP