【2月9日 AFP】女子テニス、国別対抗戦のフェドカップ(2015 Fed Cup)は8日、ワールドグループ1部1回戦が各地で行われ、ロシアは4-0でポーランドを下し、準決勝に駒を進めた。

 第3試合に出場した元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)は、6-1、7-5でポーランドのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska)を退け、チームに3つ目の白星をもたらした。

 2008年の初出場以来、フェドカップでは過去3度しかプレーしていないシャラポワだが、来年のリオデジャネイロ五輪に出場するためには、ここで存在感をアピールしなくてはならない。

 フェドカップ欠場をたびたび批判されていたシャラポワは、「私にとって、重要な白星です」と語ると、「代表チームのためにプレーするのは、いつもプレッシャーがかかる」と明かしている。

 ポーランドの地元ファン1万5000人が見つめる中、先日の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)で準優勝に輝いたシャラポワは、世界ランク8位のアニエスカ・ラドワンスカとの対戦成績を12勝2敗に伸ばした。

 アニエスカ・ラドワンスカは、第2セットの2-5の場面で2度のマッチポイントをしのぐと、一気に5-5まで追い上げたが、最後は四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワが1時間46分で試合を決めた。

 ロシアは前日、シャラポワとスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova)が、ポーランドのアニエスカとウルシュラ・ラドワンスカ(Urszula Radwanska)の姉妹を下しており、この時点で4強入りの切符を手にした。

 第4試合のシングルスは行われず、消化試合となった第5試合のダブルスでも、ロシアのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)/ビタリア・ディアトチェンコ(Vitalia Diatchenko)組が勝利を収めている。(c)AFP