【2月7日 AFP】サッカー元コロンビア代表のファウスティーノ・アスプリージャ(Faustino Asprilla)氏に殺害脅迫とゆすりを行っていたギャングのリーダーが6日、逮捕された。警察当局が発表した。

 当局は、逮捕したオスカル・ダリオ・レストレポ(Oscar Dario Restrepo)容疑者は、コロンビア西部でゆすりや薬物の密売を行っており、アスプリージャ氏に対する「殺害脅迫の責任を負う人物」としている。レストレポ容疑者とともに、2人のボディーガードも逮捕されている。

 コロンビア代表として1994年と98年のW杯に出場している45歳のアスプリージャ氏は、脅迫を受け、昨年12月に生まれ故郷のトゥルア(Tulua)を後にしていた。

 伝えられるところによると、覆面の男たちがアスプリージャ氏の邸宅に押し入り、金を要求。金を出さなければ同氏と家族を殺すと脅したという。

 前週、当局はレストレポ容疑者のギャングの一味とみられている脅迫実行犯のアンドレス・フェリペ・マリン(Andres Felipe Marin)容疑者を逮捕していた。

 当局は脅迫を受けたアスプリージャ氏を警護対象とし、レストレポ容疑者の逮捕につながる情報提供者に対し5万ドル(約590万円)の報奨金を出すとしていた。(c)AFP