【1月29日 AFP】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)は28日、ドナルド・ トンプソン(Donald Thompson)社長兼最高経営責任者(CEO)が退任し、後任にシニア上級副社長のスティーブ・イースターブルック(Steve Easterbrook)氏を起用すると発表した。

 マクドナルドは今月23日行った2014年第4四半期の決算発表で、同年度の売上高が前年比2.4%減、1株当たり利益が同19%減となり、既存店舗がある全ての地域で来店者数が減少したと発表していた。同社取締役会は新CEOとなるイースターブルック氏について、「財務・営業の両面で効率的にマクドナルドの業績を改善させることができる」人物だとの自信を見せている。

 同社は世界100か国に3万6000店を出店している。しかし、消費者の嗜好(しこう)の変化や機動力のある新規ファストフードチェーンの台頭、サプライヤーの問題で食品の安全面に関する不安が高まり日本と中国の店舗で売り上げが低迷したことなど、複数の課題に直面している。(c)AFP