【1月23日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は22日、マルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)の入団会見を行った。

 16歳の神童ウーデゴールは入団会見で、欧州王者レアルへの移籍で「夢がかなった」と語った。

 レアルは欧州各国クラブとの激しい争いを制し、400万ユーロ(約5億5000万円)と報じられる移籍金でノルウェー1部リーグのストレームスゴゼット(Stromsgodset)からウーデゴールを獲得した。

 会見でウーデゴールは、「僕の夢がかなった。世界最高のクラブのために準備を整えることは信じられないこと」と語った。

 ウーデゴールはこの数か月、欧州各地のトレーニング施設を回り、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)やFCバルセロナ(FC Barcelona)、リバプール(Liverpool FC)、アヤックス(Ajax)などへの移籍のうわさが取り沙汰されていた。

 3度世界最優秀選手を獲得したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を筆頭に銀河系と呼ばれるチームの中でポジションを争うことになるものの、ウーデゴールは自身のキャリアを開花させるためにレアルは最適な場所だと語った。

「スポーツの面でも、人生の面でも成長するために最高の選択肢で、僕にとって最高の可能性を秘めていると感じた」

 レアルにはジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏が率いる下部組織のレアル・マドリード・カスティージャ(Real Madrid Castilla)があり、同チームが所属する3部リーグでウーデゴールが定期的にプレーする時間を手にすることができる点は、欧州他クラブよりもメリットがある。

 レアルの幹部を務めるエミリオ・ブトラゲーニョ(Emilio Butragueno)氏は、ウーデゴールがカスティージャで今季の残りを過ごすことになるとしたものの、トップチームで散発的に練習を行うことになると明かしている。

 また、父親で元サッカー選手だった父親のハンス・エリック・ウーデゴール(Hans Erik Odegaard)氏がユースチームの指導者に就任することも発表されている。(c)AFP]