【1月23日 AFP】第64回NBAオールスターゲーム2015(2015 NBA All-Star game)は22日、ファン投票の結果が発表され、この日負傷について発表されたロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)が通算17度目の選出を果たした。

 ブライアントは、現在のリーグ得点王でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に所属するジェームス・ハーデン(James Harden)を退けてガード部門の先発メンバーに選ばれた。しかし投票結果の発表に先立ち、レイカーズはブライアントが21日の試合後に右肩腱板を損傷していることが判明したと明かした。これにより、2月15日にニューヨーク(New York)のマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で開催されるNBAの祭典に出場する可能性は低いとみられる。

 ハーデンを8万3034票上回る合計115万2402票を集めたブライアントは、負傷していたにもかかわらず昨年もウエスタンカンファレンスのオールスターメンバーに驚きの選出を果たしたが、この時はハーデンが代わりに出場している。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)が世界中から最も多い約151万票を集め、途中経過では最多得票を獲得していたクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に所属するレブロン・ジェームズ(LeBron James)の約147万票を上回っている。

 ウエストでは、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のブレイク・グリフィン(Blake Griffin)とメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のマルク・ガソル(Marc Gasol)がフロントコートに名を連ねたほか、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のアンソニー・デイビス(Anthony Davis)も初めて選ばれ、フレッシュな顔ぶれがそろった今年のオールスターゲームに臨む。

 対するイースタンカンファレンスでは、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)とシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のパウ・ガソル(Pau Gasol)がフロントコートに並び、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のジョン・ウォール(John Wall)とトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のカイル・ローリー(Kyle Lowry)がバックコートの先発メンバーを務めることになった。

 ローリーは、マイアミ・ヒート(Miami Heat)のドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)をかわしてガード部門最後の先発の椅子を手に入れた。

 一方、ガソル兄弟はNBAオールスターゲームで先発する初の兄弟選手となった。1970年と1971年にはトム・バン・アースデール(Tom Van Arsdale)とディック・バン・アースデール(Dick Van Arsdale)兄弟が出場しているが、先発はしていない。

 試合の指揮を執るのは、イーストがアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のマイク・ブデンホルツァー(Mike Budenholzer)ヘッドコーチ(HC)、ウエストはウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)HCとなった。両指揮官は、今月29日にリザーブの選手を発表することになっている。(c)AFP