【1月21日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は21日夜、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に日本人2人が拘束された事件について「厳しい時間との戦いだ」と語った。

 中東歴訪から帰国した安倍首相は同日夕、官邸で関係閣僚会議を開いた。イスラム国側は人質2人の解放条件として「72時間以内に」身代金2億ドル(約235億円)を支払うよう要求する動画を前日、公開している。

 首相は記者団に対し「厳しい時間との戦いだが、政府として総力を挙げて対応に全力を尽くす」と語った。また「これまで培ってきたあらゆる外交チャネル、外交ルートを最大限活用し、2人の解放に向けて手段を尽くすよう指示した」と述べた。(c)AFP