【1月21日 AFP】(一部更新、写真追加)バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は20日夜(日本時間21日午前)に行った一般教書演説で、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」打倒に向けた新たな権限を認めるよう議会に要求し、イスラム国との闘いは長期にわたるものの最終的には成功するとの見解を表明した。

 オバマ大統領は演説で「イラクとシリアでは、軍事力を含む米国のリーダーシップがISIL(イスラム国の別称)の進攻を阻止している」「中東で新たな地上戦に引きずり込まれる代わりに、われわれはアラブ諸国を含む広範な有志連合を率い、このテロリスト集団を弱体化し、最終的には破壊することを目指している」と表明。さらに、イスラム国に対する軍事力行使を目的とした新たな大統領権限を認めるよう議会に求めた。(c)AFP