【1月20日 AFP】5月に開催される第68回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の審査員長に『ノーカントリー(No Country for Old Men)』や『ファーゴ(Fargo)』、『ビッグ・リボウスキ(The Big Lebowski)』などで知られるコーエン兄弟が務めることが20日、映画祭主催者の発表で明らかになった。

 ジョエル・コーエン(Joel Coen)とイーサン・コーエン(Ethan Coen)の兄弟は、共同審査員長として各国の著名監督や俳優からなる今年の審査員団を率いる。同映画祭の審査員長を複数人で務めるのは今回が初めてだが、コーエン兄弟は過去30年近くに製作の全作品で監督や脚本業を2人で行っている。

 カンヌ映画祭での兄弟の評価は高い。これまでに16作品を出品し、数多くの賞を獲得している。

 1991年に『バートン・フィンク(Barton Fink)』で最高賞のパルムドール(Palme d'Or)を受賞したのを皮切りに、1996年の『ファーゴ』と2001年の『バーバー(The Man Who Wasn't There)』で監督賞、2013年には『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(Inside Llewyn Davis)』がグランプリを受賞している。(c)AFP/Marc BURLEIGH