【1月8日 AFP】米メディアは7日、ボクシング界の伝説モハメド・アリ(Muhammad Ali)氏が、尿路感染症の治療を行っていた病院から退院したと報じた。

 72歳のアリ氏に関しては、2週間前、肺炎とみられる病気にかかっていることが明かされた。

 しかし、ルイビル(Louisville)の現地紙「クーリエ・ジャーナル(Courier-Journal)」は、6日夜に退院したアリ氏の広報担当を務めるボブ・ガンネル(Bob Gunnell)氏の談話として、医師の最終的な診断は重度の尿路感染症であったと伝えている。

 世界ヘビー級王座を3度獲得し、五輪でも金メダリストに輝いたアリ氏は、1980年代からパーキンソン病を患っている。

 ガンネル氏はニュースサイトに対し、「伝説のボクサーは、完全に回復して現在は自宅にいます。アリは、1月17日の73歳の誕生日を家族や友人と祝うことを楽しみにしています」とする声明を出した。

「アリの家族は、多くの支援と絶え間ない励ましの言葉に深く感謝しています。また、素晴らしい看護をしてくださった医師と看護師の皆さんにお礼を申し上げたいとしています」

(c)AFP