【1月7日 MODE PRESS WATCH】2014年はムーミン(Moomin)の生み親、トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)生誕100周年ということもあり、アパレルブランドとのコラボやイベントも開催され、ムーミンフィーバーの年となった。今年はそれに加え、世界中に根強いファンを持つムーミン初の劇場用長編アニメーション『ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が、2月13日から全国ロードショーを迎える。

◼︎温もりを感じる独特の世界観

  おなじみのムーミン谷を抜け出し、地中海のリゾート地へバカンスに来たムーミン一家が繰り広げる冒険ストーリー。灼熱の太陽を浴びて開放的になるフローレンやムーミンパパのいつもと違う一面を描いた。原作者トーベ・ヤンソン氏の原価が持つ繊細な魅力をスクリーンで表現すべく、12万枚の手描きのドローイングをスキャンして映像化。あたたかみのある独特な色の世界は、一度見たら虜になる、雰囲気のある仕上がりだ。

◼︎木村カエラ声優初挑戦作品

 1990年代に日本で放送されていたテレビアニメのキャストも再結集!ムーミンファンだけでなく、当時このアニメを見ていた人々にも嬉しいキャスティングとなっている。また、本作の吹き替え版で声優としてミュージシャンの木村カエラ(Kaela Kimura)とさまぁ〜ずの大竹一樹、三村マサカズも参加する。木村カエラは今回が声優初挑戦となる。演じるのは犬なのに猫しか愛せないという難しい役どころで、本作オリジナルのキャラクター、犬のピンプルだ。

 ムーミン映画の根底に流れるのは、「平和に暮らし、植物と夢を育て続ける」というトーベ・ヤンソン氏のモットー。随所に光るムーミン哲学は、本当に豊かな生活とは?とあらためて見直すきっかけになるかも。

■関連情報
・『ムーミン 南の海で楽しいバカンス』公式サイト:http://www.moomins-movie.com/
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