【1月7日 AFP】F1韓国グランプリ(Korean Grand Prix)の主催者は7日、資金難に陥る同GPが2015年シーズンの日程から外れたことを認めた。

 国際自動車連盟(FIA)は6日、最終版の日程をウェブサイトに掲載、今シーズンは韓国GPを除く全20レースの開催に変更された。

 韓国GPの関係者はAFPに対し、「われわれはFIAに対して、今年のレースに復帰することはできないと繰り返し主張してきた」と明かした。

 2010年に霊岩(Yeongam)で初めて開催された韓国GPは、5年間のオプション契約つきで2016年まで続く予定だった。

 ところが、1年目から大赤字となっていた同GPは、2013年シーズンまでの4年間で200億円以上の損失を出し、2014年シーズンのカレンダーからは姿を消していた。

 関係者は、「中央政府や地方政府からの経済的なサポートが足りず、今年のGPをなくすしか道はない。韓国のファン層はまだ薄く、地元企業もモーターレースを支援する気はない」と現状を明かした。(c)AFP