【1月7日 AFP】ダカールラリー2015(Dakar Rally 2015)は6日、第3ステージが行われ、四輪部門ではミニ(MINI)のオルランド・テラノバ(Orlando Terranova、アルゼンチン)が勝利した。

 テラノバは、今大会ステージ2勝目を挙げるとともに、総合でも3位に浮上した。2011年大会の覇者でミニのナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は、ステージ5位に入って総合首位を守っている。

 トヨタ(Toyota)のジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)は、2位に入って3日間で3度目の表彰台に上り、総合順位でも2位を守った。ステージ3位には、同じくトヨタのアルラージ・ヤジード(Alrahji Yazeed、サウジアラビア)が入っている。

 2010年大会王者であるプジョー(Peugeot)のカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)は、4分6秒遅れのステージ4位に入り、総合順位でも4位に浮上した。チームメートのステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)は9分以上遅れた7位でフィニッシュし、総合では1時間12分遅れの16位にとどまっている。

 二輪部門では、KTMのマティアス・ウォークナー(Matthias Walkner、オーストリア)が、チームメートで前年王者のマルク・コマ(Marc Coma、スペイン)、総合首位に立つホンダ(Honda)のホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)を抑え、驚きのダカールラリー初優勝を飾った。

 総合順位では、バレダ・ボートがチームメートのパウロ・ゴンサルベス(Paulo Goncalves、ポルトガル)、ウォークナーを抑えて首位に立っている。コマは10分50秒遅れの総合4位につけている。

 バレダ・ボートは、「本当に危なかった。石だらけの川べりを走らなきゃいけなかったし、一日中行く手を阻まれっぱなしだった」とコメントした。

「ここからはチリに入るし、違ったステージ、違った感触になっていくはず。またあっちで会いましょう」

 第4ステージは、アルゼンチンのチレシト(Chilecito)からチリのコピアポ(Copiapo)までで争われる。(c)AFP