【1月6日 AFP】パキスタン北西部カイバル・パシュトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州政府は5日、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」の指導者マウラナ・ファズルラ(Maulana Fazlullah)師の拘束もしくは殺害につながる情報に、懸賞金1000万ルピー(約1200万円)を提供すると発表した。同政府高官がAFPに明らかにした。

 また、TTP以外も含む各武装勢力の幹部ら615人のリストを作成し、総額7億6000万ルピー(約9億円)の懸賞金を用意しているという。

 パキスタンでは先月、TTPがペシャワル(Peshawar)の学校を襲撃し、生徒134人を含む150人を殺害する事件が発生。これを受けてナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相は、テロ関連事件を審理する特別軍事法廷の設置を発表した他、6年間停止されていた死刑執行をテロ事件に限り再開させていた。(c)AFP