【12月30日 AFP】インドネシア運輸省は30日、海上で見つかった浮遊物について消息を絶ったエアアジア(AirAsia)QZ8501便のものと断定したと発表した。

 同省の民間航空担当者はAFPに対し、「現状を見る限り、見つかった破片はエアアジアの不明機のものであると断定できる。間もなく、運輸相が現場の海域に向かう」と述べた。

 救難当局による調査の結果、ボルネオ(Borneo)島の中カリマンタン(Central Kalimantan)州パンカランブン(Pangkalan Bun)から南西160キロの海上で見つかった浮遊物は、航空機の搭乗口や貨物口の扉などだったという。

 これに先立ち、空からの捜索を行っていたインドネシア空軍の当局者は、ドアや非常脱出口の一部とみられる物体が浮遊していると発表していた。

 乗客乗員162人が乗ってインドネシアを発ったエアアジアQZ8501便は29日、荒天のなかでジャワ海(Java Sea)上空をシンガポールへ向けて飛行中に消息を絶った。(c)AFP