【12月31日 MODE PRESS】モデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss)が「恩師であり友人」だったファッションデザイナーで今年10月に82歳でこの世を去った故オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar De La Renta)について胸中を語った。

 「今年の5月に、オスカーと一緒にメット・ガラ(Met Gala)に出席しました。その夜ディナーの席で交わした会話は、今までの人生の中で一番胸に残っています」とカーリー。

「彼は、どうやってアネット(Annette De La Renta)夫人と恋に落ちたか、そして30年前にがんで亡くなった最初の奥様についても語ってくれました。彼はその夜私に、人生で一番大事なのは、人を愛し、また人から愛されること、そして、自分の好きなことをやり抜くことだと語ってくれました。私はオスカーが81歳になっても楽しく仕事を続けている様子を目の当たりにし、何より大きなインスピレーションを得ました」

 オスカーを「第二の祖父」と慕うカーリーは、自分を信じるよう励ましてくれたのもオスカーだったとしている。「以前オスカーが、自分が美しいと感じるのは、自信と親切さを兼ね備えた人だと話してくれたことが忘れられません。彼は私が自分で気付く前に、そういう美徳を私の中に見出してくれたのです」

 さらにオスカー自身の親切さについても語った。「オスカーはまだ高校生だった私をキャンペーンに起用してくれました。そして彼は、学校であったダンスパーティーのために撮影用の豪華なドレスを貸してくれたんです。それはもう、特別な気分でした!」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS