【12月29日 AFP】ソニー(Sony)は、同社の家庭用ゲーム機「プレイステーション(PlayStation)」のネットワークサービスが障害から復旧したと発表し、同サービスが攻撃を受けていたことを明らかにした。

 同サービスは数日前、マイクロソフト(Microsoft)の「Xbox(エックスボックス)」と共にネットワーク障害に陥っていた。クリスマスのプレゼントとして人気が高い両ゲーム機に対し、クリスマスを狙ったハッキングがあったとみられている。

 米カリフォルニア(California)州にあるソニー米国支社のキャサリン・ジェンセン(Catherine Jensen)副社長(コンシューマー・エクスペリエンス担当)は27日夜のブログ投稿で、「プレイステーション・ネットワーク(PlayStation Network)および他のゲームサービスの一部はこの(クリスマス)ホリデー中、接続とオンラインゲームプレーの妨害を狙った人為的なトラフィック量増加による攻撃を受けた」と説明。「プレイステーション・ネットワークは復旧した」とも付け足した。

 一方のXboxは、26日からほぼ通常どおりの状態にサービスが復旧しており、アプリケーションは3つを除き全てが正常に機能している。

 ツイッター(Twitter)では、プレイステーションの復旧を祝うゲーマーの投稿もみられた。「@xander63090」さんは、「あとちょっとでプレイステーション4(PlayStation 4PS4)を箱に詰めて、Xboxと交換するところだった。間に合った」と投稿した。

 今回の障害については、過去にもソニーにサイバー攻撃を仕掛けたことがあるハッカー集団「リザード・スクワッド(Lizard Squad)」が犯行声明を出している。(c)AFP