【12月22日 Relaxnews】もう欲しいものは一通り集めてしまった航空ファンへの贈り物を探している人に、全日空(All Nippon Airways)がぴったりの商品を販売する。引退したジャンボ機の座席だ。

 飛行機の中で座っているだけでは満足が得られない人と知り合いで、60万円を支払う余裕がある人に向け、全日空はボーイング(Boeing)747-400D型機の「プレミアムクラス」の座席を販売する。

 客室乗務員を呼び出すボタンなどの電気系統を取り外し、ボルトで固定されていた脚をリモデルすることで、家庭用として使用可能にした。1人の時間を満喫できるシングルシートの値段は64万7000円。新婚旅行に向かう機内を思い出せるダブルシートは74万7000円だ。

 ボーイング747-400D型機は「ジャンボ機」の愛称で親しまれ、大型旅客機の代名詞だった。1970年に就航し、今年3月の那覇発羽田行き便を最後に引退した。座席は12月25日から来年2月までオンラインで販売し、納品は3月の予定。(c)Relaxnews/AFPBB News