【12月21日 AFP】14クラブW杯(2014 FIFA Club World Cup)は20日、モロッコのマラケシュ(Marrakech)で決勝が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2-0でサン・ロレンソ(San Lorenzo、アルゼンチン)に勝利し、2014年4個目のタイトルを獲得した。

 スペインの強豪レアルは、けがで出場が危ぶまれていたセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)と、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)が得点を記録し、サン・ロレンソを寄せ付けなかった。

 レアルは前半37分、トニ・クロース(Toni Kroos)のコーナーキックをラモスがヘディングで合わせ先制点を奪うと、後半6分にはイスコ(Isco Alarcon)のパスを受けたベイルが追加点を奪った。

 2014年にレアルはスペイン国王杯(Copa del Rey 2013-14)と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2014)のタイトルを手にしており、最後はこれにクラブW杯のトロフィーを加えた。

 14-15シーズンのスペイン1部リーグでも現在首位に立っているレアルは、これで公式戦の連勝を22に伸ばし、ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)を擁したアヤックス(Ajax)が1971-72シーズンに成し遂げた公式戦26連勝が視野に入っている。

 一方、同日に行われた3位決定戦では、オークランド・シティ(Auckland City FC、ニュージーランド)が1-1で迎えたクルス・アスル(Cruz Azul、メキシコ)とのPK戦を4-2で制し、オセアニア代表では初となる3位入賞を果たした。

 オークランドは前半終了間際にライアン・デ・フリース(Ryan de Vries)のゴールで先制したものの、クルス・アスルは後半にジョアン・ロハス(Joao Rojas)のゴールで同点に追いつき、試合は1-1のまま90分間の戦いを終えた。

 そして迎えたPK戦で、オークランドはサニ・イッサ(Sanni Issa)が最後のシュートを決めて勝利を収めた。(c)AFP