【12月19日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)は18日、3人の選手とドラフト指名権を引き換えに、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)からポイントガードのレイジョン・ロンド(Rajon Rondo)を獲得したと発表した。

 マーベリックスはブランダン・ライト(Brandan Wright)、ジャミーア・ネルソン(Jameer Nelson)、ジェイ・クロウダー(Jae Crowder)の3人と、2015年のドラフト1巡目指名権、2016年の2巡目指名権を放出し、セルティックスからロンドとドワイト・パウエル(Dwight Powell)を獲得した。

 2007-08シーズンにNBAファイナル制覇を経験している28歳のロンドは、ポール・ピアース(Paul Pierce)、ケビン・ガーネット(Kevin Garnett)、レイ・アレン(Ray Allen)が退団して以降、セルティックスの中心選手としてチームをけん引した。

 今季でセルティックス在籍9年目を迎えたロンドだが、度重なる故障に悩まされ、最近3シーズンでは合計90試合にしか出場していなかった。

 しかしながら、ロンドは今季ここまでリーグ最高となる1試合平均10.8アシストを記録しており、そのほかの成績でも8.3得点、7.5リバウンドとトリプルダブルに近いアベレージを残している。

 マーベリックスは現在、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に次いでサウスウエストディビジョンの3位につけている。

 マーベリックスは、同じディビジョンの昨季王者サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)やニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)と戦うチームにとって、新戦力のロンドが助けになることを期待している。

 ロンドは今季終了後にフリーエージェント(FA)になるが、一部報道ではすでにマーベリックスとの契約延長にサインしていると伝えられている。(c)AFP