【12月19日 AFP】米コロラド(Colorado)州の大麻合法化により隣接するオクラホマ(Oklahoma)州とネブラスカ(Nebraska)州が大麻を禁止している州法が悪影響を受けているとして18日、米最高裁に訴え出た。

 現地紙デンバー・ポスト(Denver Post)によると、83ページの訴状には、「コロラド州は、合衆国議会が制定した薬物規制システムに危険な亀裂を作った」などと記されている。

 訴状はさらに、「マリフアナはこの亀裂から周辺の州に流出し、それぞれの州の大麻を禁止する法律、および財政を弱体化させ、さらには司法制度に負担を強いている」と述べている。

 それまでも医療用マリフアナは合法だったコロラド州はことし1月、米国で初めて嗜好(しこう)用マリフアナを合法化し、その数か月後、ワシントン(Washington)州もこれに続いた。首都ワシントン(Washington D.C.)でも今年11月の住民投票では嗜好(しこう)用マリフアナの合法化が可決された。(c)AFP