【12月16日 AFP】ベルギー北部のヘント(Ghent)で15日、武装集団が人質を取ってマンションに立てこもったとして警察が現場を包囲する騒ぎが発生したが、誤報だった可能性があると、当局が明らかにした。

 検察当局は当初、武装した男は4人、人質は1人で、同市の労働者階級地区のマンションに立てこもったが、テロとは無関係という見方を示していた。

 この事件では十数人の武装した警察官が出動し、現場の建物の周囲を封鎖していた。しかし検察の報道官は、本件は薬物に関連しているとみられるとしている。

 同報道官が報道陣に説明したところによると、ある男性から警察に「カラシニコフ(Kalashnikov)銃を持った男4人」が友人を人質に取ったという通報を受けたが、「これまでのところ、カラシニコフ銃や武装集団の形跡は見つかっていない」という。

 フラマン語(ベルギー北部の言語)の公共テレビ局VRTは、容疑者3人が投降したと報じていたが、同報道官は逮捕者はいなかったと伝えた。(c)AFP