【12月12日 AFP】「グッチ(GUCCI)」のパトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)CEOとクリエイティブディレクターのフリーダ・ジャンニーニ(Frida Gionnini)がブランドを去ることが明らかになった。「グッチ」の親会社である「ケリング(Kering)」が12日、声明で発表した。

 6年間「グッチ」を率いてきたマルコ氏は来年1月1日付けで退任し、後任には、今年4月に新設されたラグジュアリー・クチュール&レザーグッズディビジョンCEOと「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」の社長兼CEOを兼任するマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)氏が就任する。

「ケリング(Kering)」のフランソワ・アンリ=ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOは、「ラグジュアリー・クチュール&レザーグッズディビジョンは好調な立ち上がりを見せており、ビッザーリ氏が93年の歴史を誇るグッチに新たな勢いと明るい展望をもたらしてくれることに大きな確信を持っている」とコメントした。

 また、マルコ氏のパートナーであり、12年にわたり「グッチ」のデザインを手がけてきた現クリエイティブディレクターのフリーダ氏も、2015/16年秋冬コレクションを最後に2月末で退任する。後任はまだ発表されていない。(c)AFP