【12月6日 AFP】男子ゴルフ、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2014 Hero World Challenge)は5日、米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)のアイルワースゴルフ&カントリークラブ(Isleworth Golf & Country Club)で2日目が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)はスコアを2ストローク伸ばしたものの、通算3オーバーで暫定最下位のままとなった。

 8月に行われた第96回全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)以来となる大会に出場しているウッズは、16か月ぶりのイーグルを記録したものの、2時間の雨天中断を挟んで迎えた最終ホールでダブルボギーをたたいた。

 中断を受けてこの日のラウンドは、日没サスペンデットとなっている。

 ウッズは、「昨日とあまり変わらない感じだ」と、初日の5オーバーを暗にほのめかし、「2打くらいはひどいショットが減ったんじゃないかな」と続けた。

 朝からの発熱とせきに苦しんだウッズだったが、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が持つメジャー最多勝利記録に4勝と迫るその一端を見せた。

「最高の状態ではなかった。とにかく水分をとって、熱とせきを抑えこもうとした」

 パー5の13番で、世界ゴルフ選手権2013(World Golf Championships 2013)第3戦のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2013)以来となるイーグルを沈めたウッズは、続く14番、16番でバーディーを奪い、17番をパーとしたが、ここで激しい雨が降り出した。

 再開後の18番ではアプローチがグリーンを越えると、続くチップショットでミスし、ボールはカラーにとどまった。その後、ウッズはカップまで3メートルにボールを寄せたものの、ボギーパットも外してしまった。

 ショートゲームについてウッズは「かなりひどかった。改善するにはもっと時間が必要になるね」

 ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、18番のグリーン上で日没を迎えたためラウンドを終えることができなかったが、この日はそこまでにスコアを5ストローク伸ばし、通算11アンダーとして暫定で首位を守っている。

 ラウンドを終えた選手では、通算9アンダーのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)が2位につけている。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は、通算3アンダーで14位タイとなっている。(c)AFP/Jim SLATER