【12月4日 AFP】14-15イングランド・プレミアリーグは3日、第14節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)が3-0でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝利した。

 チェルシーは、出場停止のチーム得点王ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)に代わって出場したディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が活躍し、ロンドン(London)のライバルから大勝を収めた。

 ドログバはエデン・アザール(Eden Hazard)の先制点を演出すると、自ら追加点を挙げた。最後はロイク・レミ(Loic Remy)がダメ押しの3点目を決め、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の率いるチームは2位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点6差を保っている。

 全盛期をほうふつさせるドログバのパフォーマンスに支えられて勝利したチェルシーは、これで公式戦の無敗記録を21試合に伸ばしている。

 一方、トッテナムはギャリー・リネカー(Gary Lineker)のゴールで勝利したテリー・ベナブルズ(Terry Venables)監督時代の1990年2月以来、チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で勝っていないが、その時から15人目の指揮官となるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督も、勝利を挙げることはできなかった。

 トッテナムはこれで敵地でのチェルシー戦未勝利を28試合に伸ばしている。トッテナムがスタンフォード・ブリッジで前回勝利を収めた当時、チェルシーのモウリーニョ監督は母国ポルトガルで体育教師を務めていた。

 モウリーニョ監督は、2003-04シーズンに「無敵」とうたわれたアーセナル(Arsenal)が達成した無敗優勝の再現はあり得ないと話している。

 それでも、トッテナムの隙を容赦なく突いて勝利したこの日のパフォーマンスを見る限り、チェルシーが2010年以来となるリーグ優勝に一番近いところにいるとの見方は、さらに強まったと言える。(c)AFP/Steven GRIFFITHS