【11月29日 AFP】トルコ1部リーグの強豪ガラタサライ(Galatasaray)は28日、クラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督の解任を発表した。

 クラブ首脳陣は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)の不振を理由に、2年契約がまだ残っているプランデッリ監督を解任したことを認めていたが、正式発表はされていなかった。

 トルコメディアによると、ガラタサライはプランデッリ監督の後任にトルコ代表チームでアシスタントコーチを務めるハムザ・ハムザオール(Hamza Hamzaoglu)氏を任命したと伝えている。

 トルコ紙フリエト・デイリー(Hurriyet daily)によると、2013年からトルコ代表でコーチ職を務めているハムザオール氏は、代表チームで指揮を執るファティ・テリム(Fatih Terim)監督と会談を行ったあと、決断を下すとしている。

 プランデッリ監督は、イタリア代表を率いてグループリーグ敗退に終わったW杯ブラジル大会(2014 World Cup)終了後に、同じイタリア出身のロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)元監督の後を引き継ぐ形でガラタサライの指揮官に就任した。

 プランデッリ監督はガラタサライと2年契約を結び、年俸は少なくとも230万ユーロ(約3億3800万円)とされていた。

 ガラタサライは、アーセナル(Arsenal)やボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と同じグループに入った今季のチャンピオンズリーグで勝ち点1しか獲得できておらず、26日の試合でRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)に0-2で敗れ、グループ敗退が確定していた。

 プランデッリ監督の退任により、オランダ代表のウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)などクラブに所属する一流選手の去就は不透明となっている。(c)AFP