【11月23日 AFP】気象庁(Japan Meteorological AgencyJMA)によると、長野県北部で22日午後10時8分ごろ、マグニチュード(M)6.8の地震があった。米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)はこの地震のマグニチュードを6.2としている。

 USGSによると震源は長野市の西24キロで、震源の深さは10キロ。気象庁はこの地震による津波の恐れはないと発表した。

 テレビは倒壊した木造住宅や、土砂崩れで通行止めとなった道路、本棚から落ちた本の映像などを放送した。地元の警察によると長野県白馬村で少なくとも5軒の住宅が倒壊した。

 気象庁は記者会見で、「内陸にしてはかなり大きい地震」と説明し、住宅やビルに大きな被害がでている恐れがあると指摘するとともに、山間地の揺れが大きかったため土砂崩れへの警戒が必要だと述べた。

 余震も続いており、気象庁は今後1週間程度は大きな余震に警戒するよう呼びかけている。

 新潟県にある東京電力(TEPCO)柏崎刈羽(Kashiwazaki-Kariwa)原発などの各原発に、この地震による被害は出ていない。(c)AFP