【11月19日 AFP】ケニアの警察当局は18日、「みだらな服装」をしていたという理由で女性1人を襲撃した疑いで最大100人に上る男を首都ナイロビ(Nairobi)で逮捕した。

 ナイロビでは1週間ほど前にも、ミニスカートをはいていた若い女性が大勢の男に襲われ、服を脱がされる同様の事件が発生。18日は最初の事件に抗議する数百人規模のデモが行われていたが、そのわずか数時間後に新たな事件が起きた。

 現場はナイロビ北東部カヨレ(Kayole)のスラム街で、バス停にいた女性が男たちに殴られ、服をはぎ取られた。被害者の女性は事件後、病院に搬送された。逮捕された男たちの大半は、ミニバスの運転手とみられている。ナイロビ警察のニコラス・カムウェンデ(Nicholas Kamwende)刑事部長は「こうした事件が続発する状況は許さない」と非難した。

 周辺国では過去に隣国ウガンダで、ズボンをはいていたことを理由に女性たちが襲撃され、服を脱がされる事件が起きている。また、マラウイでも同様の事件が報告されている。(c)AFP