【11月19日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は18日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)と2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の招致決定に関係した個人に「不正行為の可能性がある」として、スイスの司法当局に刑事告訴した。

 告訴は、W杯2大会の招致に関する調査を行ったマイケル・ガルシア(Michael Garcia)氏の調査で明らかになった結果を受け、倫理委員会のハンスヨアヒム・エカート(Hans-Joachim Eckert)氏が勧告していた。

 FIFAは声明で、「スイスに関連する国際的な資産移転が行われた疑惑は、刑事当局による調査に値するもの」だと発表している。

 元米連邦検事のガルシア氏は、疑惑の目が向けられていた2018年と2022年のW杯招致活動について、調査に18か月間を費やした。

 FIFAは先週、ガルシア氏の調査をまとめた報告書を発表し、ロシアとカタールのW杯招致に関する不正疑惑は晴れたと結論づけ、再投票は行わないとしていた。(c)AFP