【11月18日 AFP】1960年代に米ロサンゼルス(Los Angeles)で計7人を殺害、終身刑で服役中のチャールズ・マンソン(Charles Manson)受刑者(80)が、54歳年下の女性と獄中結婚するようだ。

 相手はマンソン受刑者と面会を続けてきたアフトン・イレーヌ・バートン(Afton Elaine Burton)さん(26)。米メディアは「すらりとした褐色の髪の女性」と形容している。

 米カリフォルニア(California)州の矯正更生局は17日、AFPの取材に対し、同受刑者に結婚許可が下りたことを認めた。マンソン受刑者が服役する刑務所がある同州キングス(King's)郡のウェブサイトによると、許可が発行されたのは今月7日で婚姻日は未定。

 マンソン受刑者は1960年代にカルト集団を率い、信者らとともにロサンゼルスの白人富裕層の居住地区で、人種戦争のぼっ発を狙って無差別殺人を決行。映画監督ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)さんの妻で当時妊娠中だった女優シャロン・テート(Sharon Tate)さんら計7人を殺害し、169人を負傷させ、当時の米国を震撼させた。

 額にナチス・ドイツ(Nazi)のシンボルであるかぎ十字のタトゥーを入れ、今は髪が白くなったマンソン受刑者と結婚するバートンさんは、8月に米CNNテレビに対し、自分たちはすでに結婚しているも同然で「私は完全に彼と共にあるし、彼も完全に私と共にある。私はこのために生まれてきた」と述べ、10代のころからマンソン受刑者の「哲学」に従い、そばにいるために刑務所の近くへ越したと語っていた。(c)AFP